低用量ピルの値段はいくら?1ヶ月の値段平均や保険適用の条件を詳しく紹介

低用量ピルの値段はいくら?1ヶ月の値段平均や保険適用の条件を詳しく紹介

「低用量ピルの値段は1ヶ月いくらかかるのかな?」「保険適用になる場合とならない場合の違いは何だろう」と低用量ピルの費用面が気になっていませんか?

低用量ピルの値段は、避妊目的か治療目的かによって、1ヶ月あたりの金額も大きく変わります

保険適用の可否や費用の全貌を知らないまま「高そうだから」と諦めてしまうのは、もったいないことです。

本記事では、低用量ピルの値段や保険適用の条件・値段を賢く抑える方法などを分かりやすく紹介しています。

この記事で分かること
  • 低用量ピルの1ヶ月あたりの値段平均
  • 【LEP】保険適用になる低用量ピルの値段
  • 【OC】自由診療になる低用量ピルの値段
  • 低用量ピルの値段を賢く抑える4つの方法
目次

低用量ピルの値段はどのくらい?1ヶ月あたりの値段の平均を調査

まずは、低用量ピルの1ヶ月あたりの値段の目安を確認していきましょう。

低用量ピルの種類によって、保険適用の可否などが異なるため詳しく確認していきましょう。

低用量ピルの保険適用の可否は「目的」で決まる

低用量ピルの保険適用の可否は、ピルを服用する目的によって決まります。

  • OC(経口避妊薬):避妊目的で使用する場合は、保険適用外で全額自己負担
  • LEP(治療用ピル):月経困難症や子宮内膜症の治療として処方する場合、保険適用になる

同じ低用量ピルでも、OCとLEPでは保険適用の可否が異なり、1ヶ月あたりにかかる値段が大きく変わります。

OCとLEPの分類や種類ごとの違いは、関連記事「低用量ピルの種類の違いは?」で詳しく解説しています。

低用量ピルの1ヶ月あたりの値段の平均

低用量ピルの1ヶ月あたりの値段の目安は、以下の通りです。

OCLEP
治療の目的避妊目的治療目的
保険適用の可否保険適用外の自由診療保険適用で3割負担
1ヶ月あたりの値段2,000円〜3,000円程度数百円〜2,500円程度
特記事項別途、初診料や検査費がかかる別途、診察料・処方箋料・調剤費がかかる

避妊目的の低用量ピルの値段は、自由診療でクリニックごとで異なりますが、1ヶ月あたり2,000円〜3,000円程度が平均的な水準です。

一方、保険適用になるLEPは、ジェネリック医薬品を選ぶと薬代そのものを大きく抑えられます。

低用量ピルの値段の内訳を理解して比較

低用量ピルの1シートあたりの値段だけをみて比較すると、思わぬ誤算が生じてしまう可能性があります。

低用量ピルの値段は、以下の合計で決まるため前もって確認しましょう。

  • 薬代(シート代):低用量ピル本体の値段
  • 診察料:初診料・再診料は診察のたびにかかる
  • 検査費:血液検査や子宮がん検診などは別途費用がかかる
  • システム利用料・送料:オンライン診療では、薬の配送料や利用料が加わる場合がある

低用量ピルの値段を比較するときは、「薬代+診察料+その他費用」の合計を1ヶ月あたりの費用として考えるようにしましょう。

低用量ピルにかかる年間コストでシミュレーション

低用量ピルは継続して服用する必要があるため、1ヶ月の値段だけでなく年間コストで考えると判断しやすいでしょう。

OCLEP
治療の目的避妊目的治療目的
低用量ピルの1シート価格(仮)2,500円1,000円
年間コスト2,500円×12ヶ月
=年間30,000円+診察料・検査費
1,000円前後×12ヶ月
年間12,000円+診察料・処方箋料・調剤費

低用量ピルの年間費用は、おおよそ12,000円〜30,000円と大きく異なりますが、この金額をどう捉えるかはあなたが低用量ピルに何を求めるかで変わります。

毎月の生理痛や妊娠の可能性を不安に思う気持ちからの解放などを含めて考えると、単純な計算で整理できるものではないですよね。

避妊目的の低用量ピルなら約2,500円/月程度が必要になると覚えておこう!

【LEP】保険適用になる低用量ピルの値段を詳しく紹介

「低用量ピルの値段を保険適用で抑えたいな」と考える人も多いですよね。

ここでは、低用量ピルが保険適用になる条件と保険適用時の1ヶ月あたりの値段の考え方を詳しく紹介します。

保険適用になるには「治療目的の診断」が必須条件

低用量ピル(LEP)が保険適用になるには、医師が月経困難症や子宮内膜症などの病気を診断し、治療として処方した場合です。

日常生活に支障が出るほどの生理痛、経血量の多さ、生理にともなう腰痛や頭痛などがあれば、月経困難症として治療の対象になる可能性があります。

「生理痛はみんな我慢しているもの」と1人で耐えてきた人こそ、まずは一度婦人科で相談してみてください。

【LEP(保険適用)】低用量ピルの1ヶ月の値段の仕組み

保険適用の低用量ピル(LEP)の薬代は、国が定める公定価格「薬価」に基づいて計算されます。

自己負担額は原則3割で、どの医療機関で書譜を受けても薬代そのものは全国共通になり、クリニック毎で違いが出るのは診察料や検査費の部分です。

保険適用で低用量ピル(LEP)を処方してもらった場合は、ピルの種類にもよりますが、診察料を含めて約1,000円〜3,000円程度に収まるケースが多いでしょう。

低用量ピル(LEP)のジェネリックならさらに値段を抑えられる

保険適用の低用量ピル(LEP)には、ジェネリック医薬品(後発品)のピルもあります。

  • フリウェル配合錠(先発品ルナベルのジェネリック)
  • ドロエチ配合錠(先発品ヤーズのジェネリック)

ジェネリックは、先発品と同じ有効成分で薬価が低く設定されているため、月々の薬剤料を数百円台に抑えられる場合もあります。

数ヶ月〜数年単位で飲み続ける可能性がある低用量ピルだからこそ、毎月の値段の差が年間コストとしては大きな金額になるため重要な選択です。

保険適用にならないケースに注意

次の場合は、低用量ピルを保険適用で希望しても処方してもらえないため注意が必要です。

保険適応にならないケース
  • 避妊目的での処方:原則として自由診療
  • 月経移動(生理日の調整)のみを目的とした処方:原則として自由診療
  • 診断名がつかない場合:症状が治療対象と判断されなければ、保険適用にはならない

「保険適用でピルを処方してもらったから避妊効果もあるよね」と使用目的を誤解するケースも注意が必要です。

保険適用の低用量ピル(LEP)は、日本では避妊目的で使用できません。避妊目的で低用量ピルを服用する場合は、OCの種類から処方してもらうようにしましょう。

【OC】自由診療になる低用量ピルの値段を詳しく紹介

避妊目的の低用量ピル(OC)は、保険適用外の自由診療となるため、値段はクリニック毎に異なります。

【OC】1ヶ月あたりの値段相場

避妊目的の低用量ピル(OC)の値段は、1ヶ月あたり2,000円〜3,000円程度が平均的な相場です。

とはいえ、自由診療はクリニックが自由に値段を設定できるため、同じ種類の低用量ピルでも値段に幅がある点は理解しておきましょう。

低用量ピル(OC)のジェネリックならさらに値段を抑えられる

保険適用の低用量ピル(OC)には、ジェネリック医薬品(後発品)のピルもあります。

  • ラベルフィーユ(トリキュラーのジェネリック)
  • ファボワール(マーベロンのジェネリック)

ジェネリックは、先発品と同じ有効成分で薬価が低く設定されていて、月々の薬代を抑えることができるため、費用を抑えたい人は検討しましょう。

クリニックによって低用量ピル(OC)の値段が違う理由

同じ低用量ピルでもクリニック毎に値段が違うのは、次の理由が影響しています。

クリニック毎で値段が違う理由
  • 自由診療は価格設定が自由:薬の仕入れや運営コストを反映して、各医療機関が値段を決めれる
  • 診察料や検査の扱いが異なる:薬代に診察料を含める医療機関もあれば、別建ての医療機関もあある
  • まとめ処方の割引設定:複数シートの同時処方で1シートあたりの値段が下がる場合がある

低用量ピルの薬代だけで判断するのではなく、診察料や検査費などその他の費用も合計した総額で比較することが失敗しないポイントです。

オンライン診療で低用量ピル(OC)を処方してもらう

通院時間や待ち時間の手間を省けるオンライン診療は、低用量ピル(OC)の処方してもらう方法として広がっています。

オンライン診療で低用量ピル(OC)の値段を確認するときは、以下のポイントに注意しましょう。

  • 薬代に加えて、配送料やシステム利用料がかかる場合がある
  • 定期配送やまとめ買いで1ヶ月あたりの値段が下がるプランもある
  • 診察料が無料でも、総額では対面診療と大差がないケースもある

オンライン診療か対面診療科は、値段の比較だけでなく、時間の使い方や相談のしやすさも含めて選ぶと良いでしょう。

オンライン診療は、忙しくて通院時間が取れない人の味方になりますよ

低用量ピルの値段を賢く抑える4つの方法

低用量ピルは、毎月継続していく薬だからこそ無理なく続けられ値段のクリニックを見つけたいですよね。

低用量ピルの値段を賢く抑えるためには、以下の4つの方法を検討してみてくださいね。

低用量ピルの値段を抑える方法①:ジェネリック医薬品を選ぶ

低用量ピルの費用を最も確実に抑える方法は、ジェネリック医薬品の活用です。低用量ピルにも、先発品と同じ有効成分を含むことが確認されたジェネリックが複数あります。

  • 【OC】ラベルフィーユ(トリキュラーのジェネリック)
  • 【OC】ファボワール(マーベロンのジェネリック)
  • 【LEP】フリウェル配合錠(先発品ルナベルのジェネリック)
  • 【LEP】ドロエチ配合錠(先発品ヤーズのジェネリック)

LEPもOCでも、ジェネリックの取り扱いを医師に確認し、費用を抑えれるように対策すると良いでしょう。

低用量ピルの値段を抑える方法②:まとめ処方や定期処方を相談する

低用量ピルを継続して安定している人は、医師の判断によって複数シートまとめて処方してもらえる場合もあります。

通院回数が減れば、診察料が減るため実質的な負担を下げることができます。

ただし、初めて低用ピルを処方してもらうときは、身体との相性を確認する必要があるため、まとめ処方の対象とはならないことを理解しておきましょう。

低用量ピルの値段を抑える方法③:低用量ピル(LEP)なら医療費控除も確認する

低用量ピル(LEP)は治療目的のため、医療費が確定申告の医療費控除の対象になる場合があります。

月経困難症などの治療として処方された低用量ピルの費用は対象になりますが、避妊目的の低用量ピル(OC)の費用は対象外になります。

医療費控除は、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に所得控除を受けられる制度で、家族分の医療費と合算できるため、領収書や医療費通知は捨てずに保管しておきましょう。

低用量ピルの値段を抑える方法④:「安さ」だけで個人輸入を利用しない

低用量ピルの値段を安くしようと考えて、海外からの個人輸入を検討する人もいるでしょう。

しかし、個人輸入には偽造品のリスクがあり、健康被害が起きても国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となる可能性があります。

目先の値段の安さと引き換えに、品質の保証や万が一の場合の補償を手放すことになってしまえば危険です。

低用量ピルは、必ず医師の診察を受けて処方してもらうようにしましょう。

低用量ピルの値段に関するよくある質問

低用量ピルの値段は平均するといくらですか?
  • 避妊目的の低用量ピル(OC):1ヶ月あたり2,000円〜3,000円程度
  • 治療目的の低用量ピル(LEP):1ヶ月あたり1,000円〜3,000円程度

ピルの種類で費用の幅は異なりますが、ジェネリックを選ぶと安くなる傾向があります。

低用量ピルの値段は今後変わることがありますか?

低用量ピル(LEP)の薬代は、国が定める薬価に基づくため、薬価改定のたびに見直される可能性があります

一方で、自由診療の低用量ピル(OC)は、クリニック毎に費用が決められているため、クリニックによって変わる可能性があります。

保険証を使うと家族に知られてしまいますか?

保険適用で受診した場合、加入する健康保険から送られる医療費通知(医療費のお知らせ)に受診歴が記載され、世帯主などが確認できる場合があります。

プライバシーを優先して自由診療を選ぶという考え方も選択肢としてもっておきましょう。

値段が安いクリニックを選んでも大丈夫ですか?

自由診療の値段の違いは、必ずしも品質の違いを意味しません。

確認すべきは値段そのものよりも、医師の診察があるか、国内承認薬を扱っているか、副作用時に相談できる体制があるかという3点です。

上記を満たしたうえでの値段の比較であれば、安い医療機関を選ぶことに問題はありません。

途中で種類を変えたら値段も変わりますか?

低用量ピルの種類を変えたら値段が変わる可能性があります。

先発品からジェネリックへの変更で安くなるケースもあれば、保険適用になって大きく負担が減る可能性もあります。

副作用や期待される効果の実感に応じた種類の変更は珍しくなく、値段の変化も含めて医師に相談しましょう。

参考文献
厚生労働省「薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について」
国税庁「No.1122 医療費控除の対象となる医療費」
国税庁「No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除)」

目次