赤ちゃんを望まれるとき When you are trying to conceive
日本では1年以上妊娠しない場合に不妊症と定義します。場合によっては、早期に検査と治療を開始できます。赤ちゃんを希望されるかどうか?治療するかどうか?何をどこまでするか、はすべてお二人でお決めいただくことと考えます。
例えば、排卵日予測(タイミング法)のみ、それに排卵誘発法を加える、その他の検査(子宮卵管通水検査、精液検査)などをする、体外受精を望む、などなど。現在は技術が進み専門化しております。
当院では十分にご相談のうえ、検査や治療を進めてまいります。必要があれば、専門医へのご紹介も行います。
妊娠前に
確認しておきたいこと
Preparing for pregnancy
健康診断・がん検診
健康診断やがん検診を、できればパートナーの方も含めてお受けください。妊娠後に他の病気が見つかった場合、妊娠中の悪化や妊娠継続が難しくなることがあります。また、出産や育児に影響が出る可能性もあるため、あらかじめ受診しておきましょう。
風疹抗体価の確認
ご自身の母子手帳やご両親からの聞き取り、記憶などをもとに、風疹にかかったことがあるか、予防接種を受けているかを確認しましょう。
妊娠中に風疹にかかると胎児に影響が出る可能性があります。いずれも確認できない場合は抗体価の検査(公費)が可能です。抗体価が低い場合は、予防接種後、妊娠までに2ヵ月の間隔が必要です。
葉酸サプリメント
妊娠を考えている女性、または妊娠初期(妊娠12週未満)の女性が葉酸を適量摂取することで、赤ちゃんの神経管形成不全のリスクを減らす可能性があります。
サプリメントは医薬品ではないため効果を保証するものではありませんが、一般的に産婦人科医が推奨しています。
持病のある方へ
持病のある方は、かかりつけの医師に妊娠の希望をお伝えください。治療内容や服用中の薬によっては調整が必要な場合や、妊娠が難しいケースもあります。
一般不妊治療
当院では、妊娠を希望される方に対し、基本的な検査と一般不妊治療をご案内しております。体外受精・顕微授精などの高度生殖医療は行っておりませんが、お一人おひとりの状況に合わせて、段階的な治療をご提案いたします。
タイミング法
排卵の時期を予測し、妊娠しやすいタイミングでのご夫婦生活をおすすめする治療法です。超音波検査やホルモン検査などで排卵日を把握し、適切な時期をご案内します。
自然妊娠を目指す最初のステップとして行われ、また体への負担が比較的少なく、妊娠を希望される多くの方に選択されています。
経口排卵誘発剤処方
排卵が不規則な方や排卵が起こりにくい方に対し、内服薬によって排卵を促す治療です。排卵の状態を確認しながら、必要に応じて処方を行います。タイミング法と併用することもあります。
副作用や注意点については事前にご説明し、体調を確認しながら治療を進めてまいります。
ブライダルチェック Bridal check
将来の妊娠やご結婚を見据えて、ご自身の体の状態を確認するための検査です。現在症状がない場合でも、気づかないうちに進行している疾患が見つかることがあります。
「妊娠を考え始めた」「婦人科検診をしばらく受けていない」という方にもおすすめしております。ご自身の体を知るきっかけとして、お気軽にご相談ください。
検査内容
超音波検査
子宮や卵巣の状態を確認します。子宮筋腫や卵巣嚢腫などの有無、大きさや形態を評価します。
子宮頸がん検査
子宮頸部の細胞を採取し、がんや前がん病変の有無を調べます。定期的な受診が推奨されている検査です。
HPV遺伝子検査
子宮頸がんの原因とされるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染の有無を調べます。子宮頸がん検査と併せて行うことで、より詳しい評価が可能です。
クラミジア検査
性感染症のひとつであるクラミジア感染の有無を調べます。自覚症状がないまま進行することもあるため、将来の妊娠を考えるうえで大切な検査です。
淋病検査
淋菌による感染の有無を調べる検査です。放置すると骨盤内感染症などを引き起こすことがあります。
貧血検査
血液検査により貧血の有無や程度を確認します。妊娠中の体調に影響を及ぼすことがあります。
糖尿病検査
血糖値を測定し、糖代謝の状態を確認します。妊娠経過に影響することがあるため事前確認が重要です。
甲状腺機能検査
甲状腺ホルモンの値を確認します。異常は月経不順や不妊の原因となることがあります。
風疹抗体価
風疹に対する免疫の有無を確認します。抗体が不十分な場合はワクチン接種をご案内することがあります。
AMH検査(卵巣予備能)
卵巣に残っている卵子の数の目安を確認する検査です。将来の妊娠計画の参考になります。
子宮卵管通水検査
卵管の通り道が確保されているかを確認します。詰まりは不妊の原因となることがあります。
精液検査(男性)
精子の数や運動率などを調べます。不妊の原因は男性側にもあるため、ご夫婦での検査をおすすめします。
検査の流れ Flow
ご予約
事前にお電話またはWEBにてご予約ください。
ご来院・問診
現在の体調や既往歴、妊娠のご希望などについてお伺いします。
診察・検査
医師の診察後、必要な検査を行います。検査内容は事前にご説明いたします。
結果説明
検査結果は後日ご説明いたします。必要に応じて追加検査や治療のご提案を行う場合がございます。