ミレーナをやめた理由は?デメリットとやめた方がいい人の特徴を分かりやすく解説

ミレーナをやめた理由は?デメリットとやめた方がいい人の特徴を分かりやすく解説

「ミレーナをやめた理由で多いのは?」「ミレーナのデメリットを知りたい」と思っていませんか?

ミレーナは最長5年間避妊効果が続く優れた選択肢ですが、一方でデメリットや向き不向きを理解せずに装着すると「やめた方が良かった」と悩んでしまします。

大切なのは、デメリットを知った上であなたにとって利益が多いか冷静に判断することです。

この記事では、ミレーナをやめた理由で多い事例やデメリット・やめた方がいい人の特徴を分かりやすく紹介します。

この記事で分かること
  • ミレーナをやめた理由として多いケース
  • ミレーナのデメリットと装着前に確認しておくべきこと
  • ミレーナをやめた方がいい人・向かない人の特徴
  • ミレーナをやめるか迷ったときの判断の仕方
目次

ミレーナをやめた理由として多いケースはなに?

「ミレーナをやめた理由」を知りたいあなたは、実際にミレーナを除去した人の背景が気になりますよね。

実際にミレーナをやめた理由は、個人差もありますが、以下のケースが多いです。

ミレーナをやめた理由①:不正出血が長引いてつらかった

ミレーナをやめた理由として最も多いのが、不正出血が想定より長く続き、生活の負担になったというケースです。

生理の出血自体は少量でも、数ヶ月にわたっておりものシートが手放せない状況は、精神的な疲労につながります。

ただし、初期出血の多くは3ヶ月〜6ヶ月で落ち着いていくため、「いつまで続くのか」の見通しを持てなかったことが、実質的なやめた理由になっているケースが少なくありません。

不正出血の経過に不安を感じたら、除去を考え得る前に医師に相談してみましょう。

ミレーナをやめた理由②:痛みや違和感が続いた

ミレーナを装着後の下腹部痛や腰の重さ・性交時の違和感が続いてミレーナをやめる人もいます。

痛みが続く場合、ミレーナの位置ずれが隠れていることがあるため、「痛いから即やめる」ではなく「痛いから異常がないか確認してもらう」ことをまずは検討しましょう。

ミレーナの位置調整で経過観察できるケースもあれば、体質的に合わずにミレーナを除去する方が最適という結論になることもあります。

ミレーナをやめた理由③:ミレーナ本体が脱出してしまった

気づかないうちにミレーナが脱出し、再装着せずにやめる選択をする人もいます。

ミレーナの脱出は、装着後1年以内、特に月経時に起こりやすいとされています。ミレーナの脱出を経験した場合でも、再装着で問題なく継続できる方もいるため、再装着の適否は医師と相談してみましょう。

ミレーナをやめた理由④:ホルモン性の症状や臭いの悩みが続いた

ミレーナの副作用で、ニキビ・気分の落ち込み・胸の張りといったホルモン性の症状やおりものの臭いの悩みを理由にやめる人もいます。

ミレーナは、ホルモンが主に子宮内で局所的に作用するため全身への影響は小さいとされますが、感じ方には個人差があります。

ミレーナ装着後の臭いは、細菌性腟症などの治療で改善するケースが多いため、除去の前に原因の治療を試すことがおすすめです。

ミレーナをやめた理由⑤:ライフステージの変化(前向きなやめた理由)

ミレーナをやめた理由として、前向きなケースはライフステージの変化によるものです。

  • 妊娠を希望する時期が来たため除去した
  • 閉経が近づき、役割を終えたため除去した
  • 5年の満了を機に、次の選択肢を再検討した

ミレーナは除去すれば妊娠する力(妊よう性)が速やかに回復していくとされており、計画通りにやめる人も多いです。

ミレーナをやめた理由の体験談を読む時は、ネガティブな理由と前向きな理由が混在していることを意識しましょう。

ミレーナのデメリットは?装着前に確認しておくべきこと

ミレーナのメリットは広く知られていますが、デメリットを理解するとその後の生活の中で不安を減らせるでしょう。

ミレーナのデメリット①:装着時に痛みや違和感がある

ミレーナは子宮内に装着するため、装着時に生理痛のような痛みや違和感をともなうことがあります。

痛みの程度は個人差がありますが、出産経験の有無や子宮の状態によっても変わります。

ミレーナ装着後、数日間は下腹部の鈍い痛みが続く方もいます。痛みが不安な人は、鎮痛薬や麻酔の対応について事前に医師に確認しておくと、心の準備ができるでしょう。

ミレーナのデメリット②:初期の不正出血が数ヶ月続きやすい

ミレーナのデメリットとして多くの人が経験するのが、初期の不正出血です。

少量の出血がだらだらと続く期間は、装着から3ヶ月〜6ヶ月に及ぶことがあり、「こんなに出血が続くと思っていなかった」との声も多いのが事実です。

ミレーナ装着後の初期出血が起こることを理解した上で過ごすと、同じ経過でも冷静に乗り越えていけるでしょう。

ミレーナのデメリット③:脱出・位置ずれのリスクがある

ミレーナは、気付かないうちに子宮から外れてしまうことや位置がズレることが起こる可能性があります。

ミレーナが外れてしまうと避妊効果や治療効果が失われるため、月経時にナプキンを確認する習慣や定期検診での位置確認が欠かせません。

「ミレーナを入れたら終わり」ではなく、入れてからも管理が続くことはデメリットとして知っておきましょう。

ミレーナのデメリット④:稀に重大な合併症が起きる可能性がある

起きる頻度は低いですが、稀に重大な合併症を起こす可能性があります。

ミレーナの注意したい合併症
  • 骨盤内炎症性疾患(PID):発熱・下腹部痛・おりもの異常をともなう感染症で頻度は0.2%未満とされる
  • 子宮穿孔:装着時にミレーナが子宮の壁を傷つけるまれな合併症
  • 異所性妊娠:万が一妊娠した場合、子宮外妊娠の割合が相対的に高くなる

万が一に備え、発熱をともなう下腹部痛や、急な強い痛みは、放置せずにすぐに受診する心構えが大切です。

ミレーナのデメリット⑤:その他の注意点

次の項目も、ミレーナのデメリットとして考えられます。

  • おりものの変化や臭いの悩みが出ることがある(腟炎・細菌性腟症の関連)
  • ニキビ・胸の張り・気分の変化などのホルモン性の症状が出る方がいる
  • 性感染症は予防できない
  • 自由診療(避妊目的)では初期費用が高め
  • 自分の意思だけでは外せず、除去には受診が必要

臭いの原因と対策は、関連記事「ミレーナとは?副作用や臭いの原因と対策・太る噂についてを初心者向けに詳しく解説」で詳しく解説しています。

ミレーナのメリットとデメリットを比較

ミレーナを検討する上で、比較したいメリットとデメリットを紹介します。

ミレーナのメリット
最長5年間、期待される効果が続く
・経血量の減少・生理痛の緩和が期待できる
・毎日の服薬管理が不要
・治療目的なら保険適用の可能性がある
・エストロゲンを含まず血栓リスクが低い
・除去すれば妊よう性が回復する

ミレーナのデメリット
・装着時に痛みや違和感がある
・初期の不正出血が3ヶ月〜6ヶ月続くことがある
・脱出、位置ずれのリスクがあり定期確認が必要
・稀にPID、穿孔などの合併症がある
・性感染症は予防できない
・除去には受診が必要で、自分では外せない

ミレーナのメリットとデメリットは、どちらか一方だけを見て判断するものではありません。

あなたの生活と照らし合わせて、具体的にメリットが多いやデメリットが許容かを判断していきましょう。

ミレーナをやめた方がいい人・向かない人の特徴

「ミレーナはやめた方がいいのか」と悩んでいる人も多いですよね。

ミレーナを装着前で悩んでいる人向けとミレーナを装着中で除去を検討している人向けにそれぞれ解説していきます。

ミレーナをやめた方がいいケース①:そもそも装着できない・慎重な判断が必要

ミレーナをやめた方がいい人で「そもそも装着できない・慎重な判断が必要」と考えられる特徴は、以下の通りです。

そもそも装着できない・慎重な判断が必要な人
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある人
  • 性器感染症や骨盤内炎症性疾患にかかっている人
  • 黄体ホルモン依存性の腫瘍やその疑いのある人
  • 原因の分かっていない不正出血がある人
  • 子宮の形態異常(変形を来す子宮筋腫を含む)や著しい位置異常のある人

上記に該当する人は、自己判断で諦めるのではなく、まずは診察を受けて医師にミレーナの適用の可否を確認しましょう。

ミレーナをやめた方がいいケース②:「向かない」可能性がある人

ミレーナ自体が禁忌ではなくても、次のような人はミレーナが向かない可能性があります。

ミレーナが向かない可能性がある人
  • 1年以内など短期間だけ避妊したい方
  • 数ヶ月の不正出血をどうしても受け入れられない方
  • 体内に器具があること自体に強い不安を感じる方
  • 近いうちに妊娠を考えている方

ミレーナが向かない場合は、低用量ピルミニピルで代用する選択肢もあります。

ピルの選択肢は、関連記事「低用量ピルの種類の違いは?」と「ミニピルは避妊効果はある?」で解説しています。

ミレーナをやめた方がいいケース③:装着中の人が除去を検討した方がいい状況

すでにミレーナを装着している人で、次の状況にある場合は、除去や方針を医師と相談しましょう。

  • 発熱をともなう下腹部痛やおりもの異常がある
  • 6ヶ月を過ぎても出血や痛みが改善せず、生活に支障が出ている
  • 位置ずれや脱出を繰り返している
  • 妊娠が判明した

一方で、なんとなく不安を感じるだけであれば、まずは除去をする前に医師の診察を受けて不安を相談してみましょう。

ミレーナをやめるか迷ったときの判断の仕方

ミレーナを続けるか、やめた方がいいか悩んだ時は、3つの軸を基準に考えてみましょう。

判断軸①:ミレーナの慣らし期間の中にいるか

まず最初に確認すべきことは、あなたがミレーナ装着後3〜6ヶ月の慣らし期間の中にいるかどうかです。

だらだらと続く不正出血や違和感が気になって「ミレーナをやめた方がいいか」悩んでいるのであれば、慣らし期間を過ぎると落ち着いてくるケースがあります。

慣らし期間中にやめる判断をしてしまうと「あと少し待てば安定したかもしれない」と後悔してしまうかもしれません。

症状が耐えられる範囲であれば、慣らし期間の6ヶ月を1つの判断ポイントに設定すると良いでしょう。

判断軸②:症状が「治療で解決できるもの」かどうか

ミレーナをやめたい理由が、除去以外の方法で解決できるかを考えてみましょう。

  • 臭い・おりものの悩み:細菌性腟症などの治療で改善する可能性がある
  • 痛み・違和感:位置確認と調整で解決する可能性がある
  • 出血:経過観察や薬でのコントロールが検討できる場合がある

ミレーナをやめることは最終手段であり、その前に「確認・調整・治療」を行うことができることを理解しておきましょう。

判断軸③:メリットとの天秤で考える

ミレーナであなたが得ているメリットとデメリットを考えてみましょう。

  • 経血量や生理痛はどれだけ楽になったか
  • 服薬管理から解放された価値はどれくらいか
  • 現在のつらさは、生活のどの場面をどれだけ妨げているか

メリットとデメリットを冷静に考えて、メリットが大きいのであればミレーナをやめる判断が早いことになります。

比較した結果「やめた方がいい」と思ったなら、ミレーナを除去することも失敗ではないでしょう。

ミレーナをやめた理由やデメリットに関するよくある質問

ミレーナは途中でやめられますか?

ミレーナを途中でやめることは可能です。

ミレーナの除去は、医師が腟内に出ている糸を引く簡単な処置で行われ、多くの場合は装着時より短時間で済みます。

5年の満了を待つ必要はなく、あなたが除去を希望すれば、タイミングを相談のうえいつでも外せます。

ミレーナをやめた後、生理はどうなりますか?

ミレーナの除去後は、子宮内膜への作用がなくなるため、多くの場合1〜3ヶ月ほどで元の月経パターンに戻っていきます。

過多月経の治療で装着していた方は、除去により経血量が元に戻る可能性がある点も考慮しましょう。

除去後3ヶ月を過ぎても月経が戻らない場合は、婦人科での確認が必要です。

ミレーナをやめてすぐに妊娠できますか?

ミレーナは除去後、妊娠する力(妊よう性)が速やかに回復していくとされています。

妊娠を希望して除去する場合は、あわせて葉酸の摂取など妊娠前の準備(プレコンセプションケア)を始めるとよいでしょう。

除去のタイミングと妊活の計画は、除去時の診察で相談できます。

ミレーナのデメリットと低用量ピルのデメリットはどちらが大きいですか?

デメリットの種類が異なるため、単純な大小比較はできません。

ミレーナは初期出血と装着の負担、低用量ピルは毎日の服薬と血栓リスクというように、引き受けるデメリットの性質が違います。

あなたの生活と体質にとってどちらのデメリットが受け入れやすいかで選ぶことが、合理的な判断になります。

ミレーナのデメリットが不安です。後悔しない選び方はありますか?

ミレーナの後悔を減らすには、装着前に「初期出血が数ヶ月続く可能性」と「慣らし期間の見通し」を理解しておくことです。 さらに、次の3点を装着前の診察で確認しておくと安心です。

  • 初期の出血や痛みが出たときの連絡先と受診の目安
  • 位置確認の検診スケジュール
  • 万が一合わなかった場合の除去の流れと費用

参考文献
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)「ミレーナ52mg 患者向医薬品ガイド」
ミレーナ52mg 添付文書(KEGG医薬品情報)
厚生労働省研究班監修「女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(避妊)」

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